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和文英訳で知るカーネギーの教え vol.9

 9月ももうすぐ終わりを迎え、秋らしい涼しい気候になってきましたね。私は、朝や夜中などは肌寒いくらいで、もうTシャツ1枚では震えてしまうくらいです。ですから、季節の変わり目は、体調管理だけを是非気をつけてほしいですね。私の生徒さんでも、今日さっそく鼻をぐずつかせている人がいましたから、風邪を引きやすい季節なんですね。

 食欲の秋というくらいですので、私も旬のものを最近よく口にすることが多いのですが、その中でも秋刀魚と梨は格別ですね。フルーツの中で、私のランキング上位3位以内に必ず入ってくるのは梨ですね。あの果汁をたっぷり含んだ実を、キンキンに冷やして思いっきりかじる時のあの瞬間はたまりませんね。

 ちなみに秋刀魚は英語で saury と言うのですが、これは sorry と同じ発音なんですね。魚は日本人がよく口にする食材ですので、鯛やマグロ、ブリなど主要な魚の種類は英語で言えるようにしておくと、いざと言う時に説明できますね。

 さて、それでは今回のカーネギーの教えに入っていきましょう。いつもどおりにまずは日本文①、次に私の英訳②、そして最後に原文③の順番です。それでは始めましょう。

①他人の真価を認めようと努めるのは、日常生活では非常に大切な心がけであるが、ついおろそかになりがちである。子供が学校から良い成績をもらって帰ってきても、ほめてやることを怠り、初めてケーキがうまく焼けたり、小鳥の巣箱が作れたりしても、励ましのことばをかけてやることもなかなかしない。子供にとって、親が示してくれる関心や、賞賛のことばほど嬉しいものはないのである。

② It is very important to try to praise what others did in every day life, but we often fail to do it. We often fail to compliment our children when they got good grade at school and came home. We hardly praise them when they bake a cake very well or finish making a nest box for birds. Nothing is more pleasing for children than words of appreciation and concerns from their parents.

③ One of the most neglected virtues of our daily existence is appreciation. Somehow, we neglect to praise our son or daughter when he or she brings home a good report card, and we fail to encourage our children when they first succeed in baking a cake or building a bird house. Nothing pleases children more than this kind of parental interest and approval.

 上記の日本文に書かれた内容以外にも、日常生活の中で家族や友人らが自分にしてくれることへの感謝の気持ちや、相手が着ている服や髪型をそっと褒めるようなことというのは、同じく忘れがちになってしまいますよね。

 こういった文章を読む度に、いかに自分が1人で生きているのではなく、他人によって生かされているか、ということを再認識させられますね。他人から褒められるというのは、お金には代えられない価値があり、それがある1日とない1日では気分が全く変わってきますね。

 さてそれでは詳細を見ていきましょう。

 まずは冒頭の部分から、「他人の真価を認める」「大切な心がけ」という少し英語にしずらい表現が出てきていますね。私の場合、前者は、「真価を認める」という部分を、「他人がしたことを褒める」、という解釈をし、to praise what others did と表現し、後者は、「~することは大切である」と解釈し、it is important to という形を使ってみました。

 一方、原文では同箇所を1つにまとめて、「One of the most neglected virtues of our daily existence is appreciation. 」という表現にしていますね。名詞のオンパレードで、まさしく文語らしい文語に仕上げていますね。「他人の真価を認める」の箇所は appreciation の一言ですませています。まぁ、もともと原文から日本文ができていますので、すますという表現は適切ではないかもしれませんね。

 直訳しますと、「私達の日々の存在の中で、もっとも無視されている美徳の1つは、物事の重要性を正しく評価することである。」という感じですかね。日本文にある「~であるが、ついおろそかになりがちである。」の部分は、One of the most neglected ~という形で一気に表現されていますね。なかなかこの日本文からは導きだせないかもしれません。

 また両性を示す時の代名詞ですが、今回私は複数のthey / them を使用し、原文では he or she を使っていましたね。私自身は or を使うのが面倒に感じるため、このような場合は、ほとんど they で処理しますね。

 最後にもう1点。日本文の「うまく焼けたり、小鳥の巣箱が作れたり」の「れたり」の部分を、今回私は表現できていませんでした。

 私の英文では単に、「巣箱を作った」という感じがして、そこに達成感みたいなものを感じさせるような文章にはなっていないのに対し、原文では、 succeed in baking - and building - という形をとり、「~することに成功した時」という表現を使うことで、「れたり」が上手く表されていますね。

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